美容医療ニュース:乳頭・乳輪の黒ずみを改善

2024/03/15配信

デリケートな治療に最適なコリメート照射を採用

ヴァージンピンクレーザー。乳頭・乳輪の黒ずみを取り、キレイなピンク色に改善するニップルトーニング治療。スマイルクリニック/院長:西川雄希。日本形成外科学会専門医、日本レーザー医学会正会員

生まれつきバストトップの色が濃い、出産・授乳・加齢によって黒ずんでしまったなどのお悩みはレーザー治療でキレイなピンク色へと改善できます。当院で黒ずみ治療に用いるコリメート照射は、照射距離にかかわらず均一な照射径が保たれる特殊仕様となります。コリメート照射はムラなく安定した照射となるだけでなく、照射時の疼痛抑制や、治療後のダウンタイム軽減も可能にし、繊細なニップルの治療に適しています。過剰反応を起こさない照射は、ニップル以外にも、過剰反応や白抜けを回避した肝斑治療、デリケートな外陰部の治療にも最適といえます。


レーザートーニングはこのようなバストトップ(乳輪・乳頭)・デリケートゾーンのお悩みを改善できます。

  • 生まれつきバストトップの色が濃い
  • 出産・授乳により黒ずんでしまった
  • 加齢により黒ずんでしまった
  • 下着などの摩擦による色素沈着
  • 豊胸術によってサイズアップしたため、輪・乳頭の色もキレイにしたい
  • 繊細な肌質による黒ずみ・色素沈着

黒ずみの実態を解明

バストトップの色が濃い人は、薄い人に比べて基底層に沿ってメラノサイトが過剰に増殖し、メラニン色素がより多く存在しています。メラノサイトの過剰な増殖の原因は、生まれつきの場合もありますし、日常生活での刺激による炎症の繰り返しであったり、刺激に反応しやすい敏感な肌質により起こる場合もあり様々です。

▼当院では皮膚内部の組織検査を行い、黒ずみの組織状態と病態を解明しました。

【バストトップの色が薄い人の組織】
メラニン色素は正常範囲、メラノサイトの増殖はない
【バストトップの色が濃い人の組織】
メラノサイトが過剰に増殖してる。

外観上の濃い薄いは、単にメラニン色素の多い少ないではありません。肉眼での観察に加え、病理組織検査を行い組織内でどのような変化が起こっているのかを確認しました。その結果、上図のように黒ずみのある乳輪では、薄い乳輪に比べてメラニン増加が通常のシミよりも深部で起こっています(色素沈着)。また、色素を作る細胞メラノサイトが基底層に沿って過剰に増殖しています。この組織状態を見定め、適したレーザー仕様、設定を選択する必要があります。

当院が採用するコリメートトーニングについて

一般的なシミ等の色素治療のように焦点を作る設定と異なり、非焦点仕様のコリメート照射は、

  1. 安定したエネルギーを均一にムラなく照射することが可能です。
  2. 過剰なエネルギーの回避にもつながります。
シミ除去やTATTOO除去治療のように、痛々しいスリキズ、何日も続くカサブタといったダウンタイム犠牲を払わないと行えない治療ではありません。同じく、過剰なエネルギーの回避は、治療によって新たな黒ずみを生じさせたり、色素欠損や色ムラを残して、かえってお悩みを増やさないための対策となります。
バストトップの黒ずみ治療は、ダウンタイムを起こさない事、ムラのないトーンアップが必要な要素と考え、当院ではコリメート照射が最適と判断しています。

一般的なレーザートーニング(焦点を作る)

移動に伴い距離のブレが必ず生じてしまう。ハンドピースからの距離が変わるとエネルギーは不均一になりムラを生じさせる。また焦点に当たると治療には不適切な強いエネルギーを与えてしまう。

均一な照射にはトレーニングを要する。

当院のコリメート照射(焦点を作らない)

距離が変わってもエネルギーは均一なまま。ムラなく負担のないエネルギーを与えることが可能。

ダウンタイムも起こさずデリケートな治療に適している。


ダウンタイムが軽い治療

バストトップをはじめビキニラインなどのデリケートな部位の施術ですから『パートナーに気付かれたくない』『仕事に支障が出ないようにしたい』なども考慮しつつ治療を行うこともポイントです。

高い効果を出すために麻酔注射をして過剰なエネルギーで照射を行うと、カサブタ・擦り傷・数ヵ月の発赤など重度のダウンタイムを被る懸念があります。施術後に処方する外用薬は、治療効果の促進と患部の保護をするためのケアとして忘れずに行っていただいております。

幅広い年代・状態に対応可能な治療

20代の出産経験のない方から、出産・母乳保育によって黒ずみが起こった方、60代以降の加齢による色素沈着、乾燥湿疹による皮膚炎後遺症の方などニップルトーニングは幅広い年代・状態に対応できる治療です。尚、未成年者の方も治療可能ですが、保護者の方の同意が必要になります。

治療について

施術時間
10~20分程度
施術の目安
1週間に1回 /5回1クール
症状により施術回数はことなりますが、5回程度が目安になります。数回でも効果を感じていただける場合もありますが、繰り返し施術することでよりキレイなピンク色へ安定し維持し易くなります。
施術中の痛み
脱毛程度のチクチク感のみ。苦痛に耐える必要はなし。
施術後のアフターケア・ダウンタイム
ダウンタイムは軽く当日の入浴も可能ですが、処方する外用薬をしっかり塗布してください。お肌のタイプにあったケアでトラブル(皮膚炎等)を回避し、治療反応を得やすい組織状態に誘導します。また外用薬による肌質改善は、黒ずみの原因を改善し治療効果の維持と再発の予防にもつながります。カサブタになったりはしないのでガーゼ等での保護は必要ありません。
施術できない方
取り外せないピアスを付けている方、過度に日焼け(患部の)をしている方はご相談ください。(豊胸手術、乳頭・乳輪形成術後は可)
※外用、内服の併用をしていただけない方
※コンスタントな通院ができない方
リスク・副作用について
痒み・違和感が数日残る場合があります。処方する外用薬のケアを必ず行うようにしてください。治療結果には個人差がありますので、肌質や状態を診てカウンセリングで詳しくご説明します。
再発について
原因があって起こってしまう組織反応が黒ずみです。再発のリスクはあります。原因除去になるスキンケアをしっかり行い、再発を予防します。

※音が出ます

修正治療について

当院では黒ずみ治療後の様々なトラブルのリカバリー治療も行っています。

トラブルの一例

主な原因

  1. 美白外用剤の間違った使用
    美白外用剤は医師が処方する強い作用があるものです。医師の適切な指導がなく、間違った容量・用法で塗布を続けると色素欠損や色ムラを引き起こす危険があります。

    外用薬の不適切な使用により、かえって濃くなり色ムラにになった例。

  2. 不適切な照射(ピコレーザー等)
    強すぎる照射はダウンタイムを長期化させるだけではありません。色素を作る細胞(メラノサイト)を破壊しすぎてしまうと色素を作る機能を失ってしまいます。白斑などの色素欠損や色ムラは色素除去よりも改善に時間を要するので、改善できず残ってしまう場合もあります。また照射範囲を間違えば、正常な皮膚を傷付けてしまいます。

    色素欠損・白斑化した例(強すぎるエネルギーと思われる)

関連治療のご案内

●外用薬による色素沈着治療

患者様の状態を診察した上で使用する容量や回数などを指示いたします。ホームケアとしてお使いいただけますが、化粧品よりも強い作用があるため、必ず医師の指示に従ってお使いください。色素沈着の治療につきましては保険適用の場合もあります。

●乳輪のブツブツ(モントゴメリー腺)除去治療

乳輪にニキビやイボのようなブツブツが見られることがあります。このブツブツの正体はモントゴメリー腺と呼ばれる皮脂腺の一種で、乳輪と乳首を保護するための皮脂を分泌しています。誰にでもモントゴメリー腺は存在しますが、大きさや数には個人差があり、必要以上に発達するとブツブツとしして目立ってしまいます。その場合は、健康上に害がない範囲で目立つモントゴメリー腺をピンホールレーザーで除去することができます。

ピンホールレーザーについて

ピンホールレーザーによる治療は、一般的な「レーザーによるくり抜き」や「切除手術に」比べて除去の範囲に制限がありますが、表面麻酔のみで施術でき、極小のキズで治療することが可能です。デリケートな部位の治療なため、当院ではダウンタイムが最小限に抑えられ、手術痕が残ってしまうリスクを回避できる「ピンホールレーザー除去」を採用しています。

施術中の痛み
表面麻酔のみで行える施術です。
ダウンタイム
数日程度0.5mm ~ 1mm程度の擦り傷が付きます。小さな擦り傷なので出血はほとんどありません。
除去可能な大きさ
2~3mm程度が対象。
※大きな病変は複数回に分けての治療となります。
※腫大、膨らみを小さくする治療です。色素欠損(白抜け)を治療対象としたものではありません。
  ピンホールレーザー治療 一般的なレーザー治療 切除手術
麻酔 表面麻酔のみ 注射麻酔 注射麻酔
ダウンタイム 数日程度0.5mm~1mm程度の擦り傷が付きます。小さな擦り傷なので出血はほとんどありません。 除去したサイズの擦り傷が8日~14日程度残ります。病変と同サイズの潰瘍となります。数日間の出血を伴いガーゼ保護が必要です。 抜糸まで1週間程度、数日間の出血を伴いガーゼ保護が必要です。術後一定期間の制限があります。
治療跡が残るリスク
上の治療前写真と比べ、治療跡もほとんどわからない程度に除去。色素沈着と同時に治療。
一般的なレーザー除去の場合はメスは使わないが色素欠損が大きいため治療跡が目立ってしまう。
手術除去は縫合による線状の傷跡が残る。色素欠損は小さいが不自然さで目立ってしまう。
除去可能な大きさ 2~3mm程度までの状態に適しています。 5mm程度までのモントゴメリーの除去も可能です。 大きいモントゴメリーの除去も可能です。

治療費について

(税込)

ニップルトーニング照射(両胸) 初回トライアル 5,500円
2回目以降 27,500円
5回セット 132,000円
レディーストーニング照射(VIOラインセット)
※剃毛部位のみ照射可能です。
※月経(生理)時は綿球で施術可能。
初回トライアル 19,800円
2回目以降 66,000円
5回セット 275,000円
Vライン・Iライン・Oライン・わき・肘・膝などのトーニング照射(各箇所)
※剃毛部位のみ照射可能です。
※月経(生理)時は綿球で施術可能。
初回トライアル 11,000円
2回目以降 27,500円
5回セット 132,000円
表皮のターンオーバーにてメラニン排出を促進する外用薬 トレチノイン(ハイドロキノン配合) 12,000円
モントゴメリー腺除去 片側1ヵ所 22,000円
片側3ヵ所 55,000円
片側5ヵ所 88,000円

※未成年の方は保護者の承諾書が必要になります。
※陰部の黒ずみにも対応できますが、脱毛処置も必要になる場合があります。
※自由診療になります。公的健康保険はご利用できません。


スマイルクリニック総院長 西川雄希

スマイルクリニック総院長 西川雄希 略歴

経歴
平成11年3月金沢医科大学医学部 卒業
平成19年1月都内美容外科クリニック美容外科部長就任
平成28年11月新宿スマイルクリニック開院 院長就任
令和3年5月医療法人優肌会設立
所属学会
日本形成外科学会認定 形成外科専門医
瘢痕ケロイド治療研究科 正会員

お問合せ医療法人優肌会 スマイルクリニック

URL:http://3016clinic.com

新宿院

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  • 医師:横溝 加奈